【体験談】完全に独立、トレーニングジム店舗開業、自営業デビューのお話

プロフィール
Young woman with a raised fist protesting in the street

25才で脱サラし、現在は自営業でトレーニングジムを運営して3年目になります。今回は個人事業主として会社に所属しながらフリーランスで仕事をしていたフェーズを抜け、完全に自らが看板となり、完全に自らの力で仕事を取りに行くという完全独立、店舗開業編になります。個人事業主としてフリーランスとして働く時点でもかなり自己責任の比率は上がりますが、ある程度は所属先の看板や、その会社自体の信頼度によって仕事を得ることができます。完全に独立するとなるとその看板を一切外すことになり、また1からブランドと実績を積み上げていかないといけなくなるのが独立したときの体感でした。

売り上げが順調に伸び、所属先を抜け、完全に独立開業

全ては自己責任

個人事業主という働き方がとても自分に合っていたことと、トレーナーという仕事を通してお客様に喜んで頂くことがとても幸せに感じたことが重なって、個人事業主としての売上高は結果として右肩上がりとなりました。もちろん上がり下がりもありましたし、最初は全然お客様も付かずに辛い思いもしましたが、それらは全て自己責任であり、全てが自分のせいでお客様の問題を解決できなかったり、喜んでもらえなかったりというところになるので、その改善のプロセスも含め、全てが糧になる経験だったと振り返れます。

労働集約型の仕事のデメリット

一年ほどフリーランスとして活動しているうちに、想像もしていなかった問題が発生しました。これは労働集約型ビジネスのデメリットと呼ばれるところになりますが、仕事が増えれば増えるほど自分で受けれるわけではなく、パーソナルトレーニングサービスでは1時間あたり1人しかセッションを受けることが出来ず、活動できる時間に限界があるというところです。また、その限界までパンパンにセッションを受けれるわけでもなく、休憩時間や1日のトータルの活動時間を調整しないとセッションの質が下がってしまい、お客様離れの原因になります。

次の展開を想像する

ここまで来てやっと次の展開を考えるようになりました。元からこのビジネスの展開を知っているのであれば大したものだと思います。そこでは大きく2つの展開をアドバイスされました。

①同じ所属先で単価を上げる

②完全に独立し、自分のジムで単価を上げ、従業員と共に展開する

です。完全に②の選択肢にとても心が躍り、挑戦したくなったことを思い出します。ようやく経営者となり、自分の力でビジネスを行い、世の中の為になることが出来るというのは何にも変え難い喜びでした。

初めての店舗経営で手探りの日々

運よく周りの先輩が独立開業するタイミングで、その過程を見せていただいたり、すでに開業しある程度軌道に乗っている先輩のお話をたくさん聞くことが出来たので、立ち上げ方から、お金回り、集客の仕方のイメージはバッチリのつもりでの開業となりました。書籍やネットで調べる情報は机上の空論のようなものも多いので実際に経験されている人にお話を聞けていたのは大きかったと思います。良くも悪くも良いイメージしか出来てなかったです。実際に大阪で店舗を契約し、機材も入れて店舗経営デビューとなりました。

リスクヘッジのバイトもなしの世界

本当に良いイメージしかしていなかった私は、元の所属先をスパッと辞め、一切の収入源を絶った状態での独立開業でした。元の所属先とは少し遠かったこともあり、退職時にはお客様はついて来てくれないだろうとの見込みの上での独立でしたが、幸い何名かは一緒に来てくれることになり、少しばかり売り上げのある状態での開業となりました。それでも初めて発生する店舗の家賃をやっと払えるかなという売り上げだったので、そこからは新規のお客様に頼るしかありませんでした。この状態が独立時には1番怖かったです。固定された収入がないというフワフワしたところから、自分で作った売り上げのみが収入になるというのは今までとはまるで違った世界になりました。

脱サラはゴールではなくて、ここからが本当のスタートだった

なんとなく、脱サラ出来て、経営者になることが社会人生活としての大きな目標にあった自分としては所属した会社を抜け切った瞬間というのはとてつもない開放感があり、やり切った感覚になってしまいました。ですがそれは大きな間違いで、それはスタート地点であり、改めて新しい旅が始まったのだと独立した2ヶ月目くらいに気がつきました。全ての収入を自分で立ち上げていかないといけないという本当に大変な世界が待っています。金銭的、時間的目標だけでなく、独立した先に何があるのか、独立してどうしたいのか、この仕事を通して世の中にどう貢献したいのか、たくさん考えて気高く大きな夢を描きながら独立することをお勧めします。


コメント

タイトルとURLをコピーしました